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●アルフレッド大王 アルフレッドだいおう

AD849 

 849〜899(在位871〜899)ウェセックス王。デーン人の侵入に対し国家的軍事防衛体制をしきその進出を阻止するとともに,祖父王エグバードの制覇したイングランドの統治に力を注いだ。彼の即位当時,イングランドはデーン人の来襲に脅かされる一方,国内諸勢力=各王国も分立傾向にあったからである。そのため,軍制の改革(傭兵利用・戦士軍役・民兵徴発・海軍創設)・国制の整備(中央官庁の発展と地方行政組織としての州制機構の発芽)・裁判制度の改善(即決裁判)等を行い,晩年には従来のアングロ=サクソン諸王の法を集大成して法典を編さんした。また彼は,学芸の奨励と教育の振興に意を尽くした。とくに,アングロ=サクソン文学に力を入れ,『アングロ=サクソン年代記』を編さんさせるとともに,宮廷にアッサー・グリムバルト・ジョンら内外の学者を招き,ラテン教育をも重視した。自らもボエティウス・ベーダ・オロシウス・教皇グレゴリウス1世ラテン書の翻訳にあたった。