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●アルフォンソ13世 アルフォンソじゅうさんせい

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 家の最後の国王(在位1886〜1931)。父アルフォンソ12世の死後6カ月後に生まれ,出生と同時に即位。1902年まで母后マリア=クリスティナが摂政となっていた。摂政時代は自由党のサガスタ保守党のカノバス両内閣の交代による比較的安定した国内政治がつづいたが,1895年のキューバ,1896年のフィリピンの反乱,1898年の米西戦争でこれらの植民地を失った。植民地喪失による資本還流はかえって国内産業の発展を促したが,労働運動もカタロニアの自治運動などと結びつき激化した。第一次世界大戦では中立を守ったが戦後1921年の恐慌,1923年のモロッコの反乱鎮定失敗で労働攻勢は最高の高まりをみせた。この危機に際し1923年プリモ=デ=リベラは戒厳令をしき,軍事独裁を開始した。しかし1929年の世界恐慌の波はこの軍事独裁を1930年に終わらせ,共和主義者・社会主義者が選挙で勝利した結果,1931年アルフォンソ13世は退位し,共和政が宣言された。アルフォンソ13世はフランスで教育を受け,近代的な思想に対する理解もあったが,激化する労働運動・カタロニア独立運動など反政府勢力が強化されるなかで,カシキスモ(スペイン独特の封建的地主制)を残存させたスペインの古い体制に一方でよりかかる保守勢力と結び,共和革命で没落した。なお彼は王位請求権を放棄し,亡命先のローマで死んだが,フランコは1969年に後継国家元首にアルフォンソ13世の孫ファン=カルロス(Juan Carlos)を指名。1975年11月フランコの死でファン=カルロス1世が即位,スペインに王政が復活した。