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●アルチプラノ高原 アルチプラノこうげん

南アメリカ 南アメリカ AD 

 アンデス山脈中央部の高原である。緯度は南緯15゜〜23゜にわたり,国名でいうとボリビアを主とし,ペルー南部と,チリ・アルゼンチン最北部にまたがる。主として海成の古生層とそれを貫く花崗岩からなる東山脈と,第三紀・第四紀の火山岩からなる西山脈とのあいだに挟まれた構造性の盆地であるが,高度は3,500〜4,500mもあり,幅も150〜250kmに達する。湿気はアマゾン側から吹く東風によってもたらされるが,東山脈の山陰になるために乾燥が著しい。とくに南部は亜熱帯高気圧のために年降水量も100mmに達しないほどである。盆地底の北部には多湿で淡水のチチカカ湖があり,そこから南へ流れ出すデサグアデーロ川は塩湖のポポ湖に注いでいる。ポポ湖の南には広大な塩原(サラール)が広がる。チチカカ湖の周辺は12〜2月の雨季を中心として雨も比較的多く,気候も穏和なため,ソラマメ・キヌア・ジャガイモなどが栽培され,人口も多い。チチカカ湖の周辺の平野部はインカ時代の公用語であったケチュア語とは異なるアイマラ語をしゃべる人々の主要な生活の場となっている。南部の塩原やその周辺は人口が稀薄で,わずかに羊やヤマなどが放牧されているに過ぎない。