50音順    検 索

●アリオイ

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 15世紀の中ごろにソシエテ諸島ライアテア島に発生した宗教的・政治的な芸能集団。豊作の神「オロ」によってつくられたと信じられ,1匹の豚と1房の赤い羽根を団体のシンボルとしており,この宗旨と政治の教義をほかの島々にひろげるため,タヒチその他の近隣に旅をつづけた。この構成員になるためには,踊り・歌の技術・宗教儀式の知識をもたなければならない。七つの階級があって絶対的服従を強いられるが,一方では熟練した演技者として尊敬され,また集団内の女をすべての男が共有するといった性的に放縦の面からも羨望の対象となった。キャプテン=クックの航海記で,その存在が知られ,バウンティ号の反乱を通じて誇大に伝えられた。18世紀末からタヒチに来島したキリスト教伝道団は,この集団で行われていた,生まれた嬰児(えいじ)を殺すことをとくに人間としての反逆行為ととり,目の敵にして絶滅をはかった。しかし,踊りや歌唱のなかには現在に残されているものもある。