●アリウス派 アリウスは
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アレクサンドリアの司祭アリウス(250ごろ〜336)によって唱えられたキリスト論に組みする一派。アリウスは,聖父の神性を重視し,〈神のみは始まりをもたずに存在する〉という立場から,聖子キリストは父なる神の被造物である,と聖子の人性を強調した“聖子従属説”を主張し,アレクサンドリア司教アレクサンドロスによって,321年に破門された。そこで有力な教会政治家ニコメディア司教エウセビオスに助けを求めたので,教会全体を巻き込む論争になった。皇帝コンスタンティヌスは調停を試み,325年にニケーア公会議を召集,アリウスとその同調者の破門を決定,アリウスらは追放された。だが彼の死後,皇帝コンスタンティウス2世がアリウス説を信奉したこともあって,教勢は一時むしろ盛んになったが,徐々に正統派に吸収され,4世紀末からは,ゲルマン人のあいだに7世紀まで残存するにすぎなかった。