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●アーリア人 アーリアじん

アジア インド AD 

 インド=ヨーロッパ語族の中で,インドおよびイランに定住した一文派。アーリアとは「高貴な」という意味をもつ。原住地は,カスピ海沿岸地域であると考えられている。前2000年ごろから移動を開始し,何回かにわたってインドに侵入した。前1500年ごろには,パンジャーブ地方に定着するようになった。移動開始時には,まだ青銅器文化の段階であったが,前1000年ごろには鉄器を使用するようになり,ガンジス川流域へと急速に進出した。アーリア人の様子は,彼らが残した最古の文献『リグ=ヴェーダ』から推察できる。それによるとアーリア人は,もともとは遊牧民でインド定住とともに農耕生活に入った。また先住民を支配する前にすでにシュードラを除いたカーストの3階級が存在していた。宗教は,雨と雷の神(インドラ),風神(ヴァーユ),太陽神(スールヤ)など自然現象を神格化した神を崇拝していた。