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●アメンホテップ3世 アメンホテップさんせい

アフリカ エジプト・アラブ共和国 AD 

 ?〜前1364年ごろ(在位前1402〜前1364ごろ) エジプト第18王朝の王。トトメス4世の子。この王の治世約40年間は,トトメス3世以来,エジプトの国威を海外に輝かせた諸王の後を受けて,エジプト史上最も繁栄をみた時代で,その支配領域は,北はパレスチナからシリア,南はヌビアまでおよんだ。彼は諸外国との貿易の振興に尽くして巨大な富を築き,莫大な費用を投じてルクソールカルナックなどに壮麗な神殿を造営した。暁に咆哮するといわれた「メムノンの巨像」は王と妃ティイ(神官イウエの娘で平民の出身)の坐像である。対外事情もきわめて良好で,西アジアの諸王は競ってエジプトとの修交を求め,王都テーベは未曽有の盛観を呈した。彼らとのあいだに交わされた書簡(「アマルナ文書」)は現存する最古の外交文書である。またこの王の治世には,王国の隆盛に伴い強大化したアメン神官団に対抗するため,アテン信仰が育成された。