●アフリカの年 アフリカのとし
アフリカ アフリカ AD1960
1960年にはアフリカにあった植民地のうち,フランスの信託統治下にあったカメルーン・トーゴを先頭に,実に17カ国の独立国が続出した。フランスの画一的な政策のために,独立運動のほとんどなかったフランス植民地が,上記の両信任統治領を含めると,17も独立を達成したからであった。ソマリアのようにイギリス領ソマリランドと,イタリア信任統治領ソマリアという二つの植民が,独立して一つの国家になった例もあるので,1960年には18の植民地が独立したことになる。世界史のなかで同じ年にこれほど多くの植民地がいっせいに独立したことはまったく例がない。独立した諸国の多くはその年に国連に加盟した。このように異例の独立ラッシュがおこったために,1960年を〈アフリカの年〉と呼ぶ声が,独立の先輩国であり,アフリカのすべての植民地の解放を要求してきたガーナの指導者エンクルマなどからおこり,国際的に広く用いられるにいたった。