●アフマドナガル
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現在インドのマハーラシュトラ州に属する県名および県都名。また,15〜17世紀にデカン地方に栄えたムスリム王国の名。ニザーム=シャーヒー王国ともいう。15世紀末ごろ一地方藩主アフマド=ニザーム=シャーがバフマニー王国から独立して建国。この王は本来カルナータカ地方のバラモンであったが,捕虜となったのちイスラーム教徒に改宗し,バフマニー王国の要職にとりたてられたといわれている。南インド最大のヒンドゥー王国ヴィジャヤナガルとの抗争で衰退したバフマニー王国は1538年事実上滅亡し,アフマドナガルなどイスラーム5王国がその領土を分割した。その後デカン西部を中心に勢力を振るったアフマドナガルはアクバルによって征服されたが,やがて1636年にはシャージャハーンによってムガル帝国の一部に併合された。1705年にはアウラングゼーブ帝がこの地で生涯を閉じた。18世紀に入ると,マラータ勢力の支配下に入り,やがて1803年イギリス領となった。