●アブド
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「召使」「下僕」を意味するアラビア語。「神の下僕」という意味で,人間もアブドと呼ばれる。ムスリムの名前には,アブド=アラー(神の下僕),アブド=アル=マリク(王の召使)など,アブドを用いる場合が多い。また,イスラーム法の用語では,自由人に対して,奴隷一般をラキークというが,男奴隷はアブドと呼ばれる。これに対して,女奴隷はアマあるいはジャーリャという。アブドの複数はアビー,イバードである。アブドは古いセム語に起源をもつ言葉で,ヘブライ語にも奴隷を示す語として使われている。コーランでは「汝らの右手に所有するもの」という言葉で奴隷を表現しているが,奴隷はグラームとも呼ばれる。また,出身地に因んで,黒人奴隷にサンジ・スーダーンが使われる。トルコ系奴隷・白人奴隷はマムルーク(所有されたものの意)というが,一般に男奴隷にもちいる。