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●アーノルド

ヨーロッパ 英国 AD 

 1822〜88 イギリスの詩人・批評家。ラグビー校の校長として著名であったトマス=アーノルドの長子として生まれ,ラグビー校とオックスフォード大学で学ぶ。1845年,オーリアル・カレッジの特別研究員となり,1851〜83年視学官,1857〜67年オックスフォード大学詩学教授を勤めた。おもな詩作品は,“Empedocles on Etna”・“Tristram and Iseult”・“The Scholar-GipsY”・“Dover Beach”など。詩は懐疑的悲観的傾向をもち,近代世界における人間の疎外と孤立が一貫した主題であった。この主題ゆえに45歳くらいで詩から批評へと活動分野を移さざるをえなかった。“On TranslatinG Homer”(1861)・“EssaYs in Criticism”(1865,88)・“The StudY of Celtic Literature”(1867)・“Culture and AnarchY”(1869)などの評論で,当時のイギリス社会・文化の諸面を考察し,その俗物主義的無教養を批判するとともに,文学の目的を「人生の批評」とする啓蒙的文芸批評を行った。