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●アーナンダ

アジア インド AD 

 阿難。釈尊の従兄弟という。成道後数年たって釈尊は故郷に戻り,シャカ族の青年を出家させる。アーナンダもその一人で,以後長いあいだ,釈尊の侍者をつとめ,多くの説法を聞いている。十大弟子の一人として近侍第1,多聞第1と称せられるゆえんである。釈尊滅後に王舎城で行われた第1結集では,アーナンダが自分の聞いた説法を記憶の底から唱え,それを一同が確かめ,確定した。エピソードの多い仏弟子のl人で,釈尊を説いてその養母ゴータミーを最初の尼僧とし,おかげで法の持続する時期が短くなったと釈尊にいわせている。釈尊が自らの寿命の間もなくつきることをいったとき,延命を要請しなかったとか,また,ささいなことを規定した「小小戒」は仏滅後廃止していい,と釈尊はいったのにその内容を聞いておかなかったとかで,彼は弟1結集において長老比丘たちに叱られたりしている。頭が良く,優しい人柄だったものと思われる。

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