50音順    検 索

●アナクシマンドロス

ヨーロッパ ギリシャ共和国 AD 

 古代ギリシアの自然哲学者。イオニアのミレトスの人。前547/6年に64歳であって,その後ほどなく死んだ。タレスの弟子,あるいは学問上の後継者。自説を散文の形でまとめた最初の人といわれ,また陸地と海との境界線を画いた(地図?)最初の人であり,天球儀をつくった最初の人でもあると伝えられる。彼は存在する物のアルケー(始原)は,ト=アペイロン(“無限定なもの”)であるとした。火と空気,土と水というような,熱・冷,乾・湿という対立する性質のものが,相互に抗争して生成・消滅しているとすれば,対立する性質がそこから生じて来るもとのものは,性質による限定を受けていない,中性的なものでなくてはならぬと考えたようである。ト=アペイロンは“無限のもの”として,不死不滅で,量的にも限り無いもので,万物の根源をなす神的なものである。彼によれば万物が,無数の天体がそこから区別し出され,ある定めに従って運動変化するとされている。