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●アチック・ミューゼアム

アジア 日本 AD 

 わが国における代表的な常民文化の研究団体。アチックミューゼアムソサェティーから発展し,大正10年(1921)に創設され,同18年,日本常民文化研究所と改称,曲折をへて現在にいたる。この研究団体において終始指導的役割を果たしたのは渋沢敬三で,数多くの優れた研究者を輩出させるとともに,貴重な業績と民具類を遺産として残した点は特筆される。『蒐集物目安』(1930)・『民具蒐集調査要目』(1936)・『民具問答集』(1937)など民具の調査研究に際しての入門書ないし古典として著名な書を刊行するとともに,同人の共同研究による『所謂足半(あしなか)について(予報)』(1937)や『日本の民具』(1958)・『絵巻物による日本常民絵引』全5巻(1968完)・『日本常民生活資料叢書』(1973完)などを世に送って,とくに民具研究や漁業史関係の分野で貢献した。収集の民具類などには貴重なものが多く,後進への影響も大きい。