●愛宕信仰 あだごしんこう
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火伏せの神愛宕社に対する信仰。総本社は京都市右京区嵯峨愛宕町の愛宕山の最高峰,朝日峰(924m)山頂近くにある愛宕神社。現在7月31日に千日詣がある。1676年(延宝5)ごろに編まれた『日次紀事』には6月24日の愛宕山千日詣について,前夜から松明をかざして男女が参詣し,宿坊で接待をうけ,樒と護符を購入することが記されている。“お伊勢七度,熊野へ三度,愛宕山へは月参り”といわれるほど愛宕山参詣は人気を博した。山麓の村々では接待講が結成され,参詣者に湯茶の接待をした。樒と護符はカマド周辺で,火伏せの神として今日でも祀られている。明治までは愛宕大権現と称し,祭神は迦遇突知命,火産霊神ともいわれ,勝軍地蔵も祀られた。『白雲寺縁起』には701〜704(大宝年中)に役小角と泰澄によって創祀されたといい,平安朝以降貴庶の信仰を得,また愛宕聖の活躍により,全国にその信仰も教宣された。
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