50音順    検 索

●東遊 あずまあそび

アジア 日本 AD 

 上代の神事歌舞。東は東国,遊は音楽のことで,神霊を慰める意味をもつ。上代の東国で行われていた風俗の舞と歌が,のち宮廷に持ち込まれたもので,東遊歌ともいう。東舞も東遊のことである,とみられている。東遊歌の初見は,920年(延喜20)11月10日勅定とある鍋島家本にみえるもので,東舞は『三代実録』の巻5,861年(貞観3)3月14日の東大寺大仏供養の条に「次近衛壮歯者廿人東舞」とあるもの。舞う場所は石清水臨時祭・大原野祭・春日祭・賀茂祭・賀茂臨時祭・祇園祭・平野祭等であり,また各社行事の折にも舞われている。人数は一定しないが偶数員で,奇数員で舞うことはない。多い時で20名に達する。現在は4人。曲目は一歌・二歌・駿河舞歌・求子歌(もとめごうた)・大広の5歌があり,『古事記』や『万葉集』の歌との関係が見える。伴秦の楽器は和琴や笛など。

〔参考文献〕小西甚一『古代歌謡集』日本古典文学大系−3

01