●飛鳥文化 あすかぶんか
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奈良盆地南部で主として畝傍山(うねびやま)から香具山以南の飛鳥地方に栄えた文化のこと。時代的には諸説があるが,6世紀末の推古天皇即位(593)から大化改新(645)にいたる50余年を一般にさす。この時代の文化は北魏や六朝の仏教的文化の影響が強く,代表的遺物に法隆寺の遺品があり,代表的な人物に聖徳太子がいる。飛鳥文化の性格をみるとき,朝鮮半島の動静を無視することができない。というのは,高句麗の南進に危機を覚えた百済が中国の南朝に入貢し,その諸々の文化を導入・親密化により,高句麗を挟みうちにする一方,日本との関係を深めることにより,後方支援をねらう目的のもとで,その文化を日本に輸出するため,積極的姿勢をとった。したがって,飛鳥文化は中国文化の百済化しきれぬ文化の日本化した性格をもつものといえる。〔参考文献〕羽田亨編『飛鳥・奈良時代の文化』1960,武田薬品
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