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●足利直義 あしかがただよし

アジア 日本 AD1306 鎌倉時代

 1306〜52(徳冶1〜正平7)南北朝時代の武将,室町幕府の執政者。足利尊氏の弟。貞氏の子,母は上杉清子。元弘の変に際し,尊氏とともに六波羅探題を攻撃,建武新政では成長親王を奉じて鎌倉にあり,関東10カ国を管領。中先代の乱に際し鎌倉に幽閉されていた護良親王を殺害,ついで尊氏とともに新政府に反逆し,1336年(建武3・延元1)京都に幕府を樹立した。草創期の室町幕府では民事裁判・所領安堵などの内治を担当,官制上でも引付(内談)方・安堵方などを管轄し,いわば二頭政治を樹立した。しかし直義と尊氏の執事高師直はしだいに対立,1349年(正平4・貞和5)師直のクーデタにより直義は政務を追われる。翌年直義も大和に走って挙兵,南朝に降伏してのち尊氏党と抗争。1351年(正平6・観応2)直義は政務に復帰したが長続きせず,北陸をへて鎌倉に逃れた。翌年2月26日尊氏に毒殺された。