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●アグラブ朝 アグラブちょう

AD800 

 800〜909 アッバース朝カリフの時代に,イフリーキーヤを支配したスンナ派イスラームの王朝。首都はカイラワーンイフリーキーヤの政局混乱を収拾した功によって,アッバース朝第5代カリフ,ハールーン=アル=ラシードからイフリーキーヤ総督に任命されたイブラーヒーム=イブン=アル=アグラブが,アッバース朝の宗主権を認めつつ独立したのがアグラブ朝のおこりである。アグラブ朝は,アッバース朝カリフに対し,毎年貢物として4万ディーナールを送っていたが,イフリーキーヤは,実質的にはアッバース朝の影響下にはなかった。イブラーヒーム以後も,君主たちは強力な海軍力によって地中海地域を席捲し,902年には第9代,イブラーヒーム2世がシチリア島を征服するなどして勢力を拡大したが,909年にファーティマ朝の創始者,ウバイド=アッラーフによって滅ぼされた。