●アクセス
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1960
マス-メディアにより攻撃・批判された場合,反論できる権利のことや,個人や小さなグルーブでも,マス=メディアで意見広告を行い,意見を表明する権利を有することを「アクセス権」という。1960年代,アメリカの市民運動に端を発し,これを論壇に提示したのが,アメリカの法律学者ジェローム=バロンである。マス=メディアは外に開かれていると同時に,内にも開かれていなければならないということで,マス=メディアの労働者のアクセス権もある。読者・視聴者の苦情に正式に対応する部署を置くことを「オンブズマン」制度と呼ぶ。オンブズマンとは,もともと行政に対する市民の苦情を調査し,改善勧告し,行政の適性化を促す行政監視官のことである。〔参考文献〕ジェローム=バロン,清水ほか訳『アクセス権:誰のための言論の自由か』1978,日本評論社