●秋葉信仰 あきばしんこう
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静岡県周智郡秋葉山の神に対する信仰をいう。秋葉神社は火之迦具土神を祭るといわれ,火伏せの神としての性質をもつとされている。明治維新まで秋葉大権現と称され,全国にその分社が多く,村人の秋葉講があった。秋葉講の展開は近世においては政治権力とも密接なつながりをもっていた。というのは関東・甲信越地方に秋葉講が拡大する過程に徳川氏の動向があったためである。1590年(天正18)徳川氏の関東入封に伴い,秋葉講は飛躍的に拡大した。それは徳川氏が秋葉神社および可睡斎を深く崇敬したことによっており,とくに東海・相模・江戸での秋葉信仰は絶大なるものがあった。また,この秋葉講の展開を考えるとき,曹洞宗の地方的展開も視野におかねばならない。〔参考文献〕鈴木昭英編『富士・御嶽と中部霊山』1978,名著出版
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