●アーガー=ハーン3世 アーガー=ハーンさんせい
アジア イラン・イスラム共和国 AD1877
1877〜1957 初代アーガー=ハーンのハサン=アリー=シャーの孫。インド・パキスタンから中央アジア・東アフリカにかけて分布するイスラームのニザール派内ホジャ派の信徒から“神の化身”として崇拝された。幼少時から西欧的な教育を受け,西欧諸国への訪問経験も豊富で,各国の政治家との交流も多かったが,とくに親英的な姿勢が色濃く,第一次世界大戦ではイギリスに協力し,またイギリスの自治領としてのインドを早い段階から考えていた。1906年,イスラームの政治組織である全インド=ムスリム連盟創設に際して初代総裁となったほか,アリーガルにイスラーム大学を創立(1920)したり,英印円卓会議(1931〜32)・ジュネーブ軍縮会議(1932)にはインド代表として参加し,1937年にはインド人として初の国際連盟の議長をもつとめた。主著に『過渡期のインド』(1918)『回想録』(1954)などがある。