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●アカデメイヤ

ヨーロッパ ギリシャ共和国 AD 

 アテナイの西北郊ケピソス川に沿った神苑。英雄アカデモス(またはヘカデモス)の名にちなんだ地。ギュムナシオン(体操場)がおかれていた。プラトンがこの付近に学園を開いたのは前385年ごろ。開設の目的はポリスの指導者・立法者を養成することにあった。そのための教育として,科学(とくに数学・天文学)と哲学の研究が重んじられた。ピタゴラス派の学園にならい,ムーサイ(ミューズ)の神を祭る結社の形をとり,学員たちが共同生活を送ったとする説もある。プラトンの死後,この学園はスペウシッポスに受け継がれた。前3世紀から前2世紀にかけては,アルケシラオスなどのもとで,学園の学風は懐疑主義の傾向をとり,さらに時代が下ると,折衷主義の傾向を示す。その後の数世紀間学園は存続していたと認められるが,学問的影響はほとんどもち得なかった。5世紀に入るとアカデミアは,新プラトン派プラトン研究の中心となる。529年東ローマ皇帝ユスティニアヌスがアテナイで哲学を教えることを禁じたのに伴って,学園は閉鎖された。