●赤染衛門 あかぞめえもん
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生没年末詳。平安中期の女流歌人で,中古三十六歌仙の一人。赤染の姓は『続日本紀』750年(天平勝宝2)9月丙戍朔の条に〈正六位赤染造広足,赤染高麻呂ら24人,賜常世連性〉とあるのが初見。赤染時用(ときもち)の娘。一説に母の前夫平兼盛の娘ともいわれる。才媛(さいえん)で,和泉式部とともに当時,二女流歌仙と称され,『袋草紙』や『無名抄』に,式部と衛門が対比,優劣が論じられたことがみえる。衛門は長じて,藤原道長の妻・倫子(りんし)に仕え,ついでその娘・上東門院彰子(しょうし)に仕え,後大江匡衡(まさひら)に嫁す。匡衡とのあいだに挙周(たかちか),江侍従らがいる。衛門の出仕からのことを取り上げたものに『赤染衛門栄花物語』がある。作品に『赤染衛門集』があるが,伝本により611首(類従本),411首(図書察本)などと異同がある。〔参考文献〕須田哲夫「赤染衛門」『和歌文学講座・6』所収
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