●アウトバーン
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD
ドイツの自動車高速専用道路。ヒトラーのナチス政権が成立すると,彼は国内の交通政策の一環として高速自動車道のネットワークを計画した。当初はライヒスアウトバーンと称し,戦後はブンデスアウトバーンとして発展した。このヒトラーの計画は,中央分離帯を設置し,交差点や分岐点を立体化するなど,近代的自動車専用高速道路のあらゆる条件を備えており,世界的にも最も先駆的な試みとして注目を集めた。速度無制限ではあるが,有料道路ではない。またドライバーの居眠り運転を防止するために取り入れられたゆるやかなカーブを描くコースは,現在の世界各国の高速道路の模範となっている。第二次世界大戦で建設が中断するまでに,3,860kmが完成されており,戦後においては西ドイツでは道路整備12カ年計画(1959〜70)によって,その総延長は4,000kmに達している。総延長1万kmを目標に,現在も工事は進められており,注目を集めている。