●アウシュヴィッツ
ヨーロッパ ポーランド共和国 AD
ポーランド南部の地方都市。ポーランド名はオシフィエンチム。ユダヤ人収容所があった。ヒトラーの人種観にもとづき,ナチス=ドイツは1942年2月,ベルリン郊外でのヴァンゼー会議で,ユダヤ人の組織的抹殺を決定した。ユダヤ人狩りで集められたユダヤ人は貨車で運ばれ,収容所に入れられた。アウシュヴィツ郊外の原野につくられた収容所は,ユダヤ人を外部から遮断し,秘密のうちに殺戮を行うのに好都合で,常時25万人のユダヤ人がいたといわれる。強制労働・栄養不良・病気による死亡者も多かったが,特別のガス室がつくられており,強制労働に耐えられない大量の,婦人・子供を含む人間がチクローンBガスで殺された。ユダヤ人収容所はこのほか,ポーランドのトリブリンカ・オーストリアのマウトハウゼン・ドイツのダッハウ・ベルゼンなどにもあり,400万人以上のユダヤ人が犠牲になったと推定される。ユダヤ人抹殺の最高責任者はナチス親衛隊のハイドリヒ。