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●アイヒェンドルフ

AD1788 

 1788〜1857 1788年上部シュレジアのルボーヴィツ城にカトリック貴族の子息として生まれた。1805〜1808年ハレ大学とハイデルベルク大学において哲学と法律学を学んだ。その期間にノヴアーリス・アルニム・ブレンターノーなどロマン派の主要メンバーと知り合った。このころ,アルニムを助けて『少年の魔法の角笛』の編集に協力した。またパリ・ウィーンを訪れ,ウィーンではシュレーゲル家と近づきになった。大学卒業後2年間は多産の年で,小説や美しい抒情詩の数々を書き上げた。この抒情詩には,ナポレオン時代のドイツの意気消沈の有様や希望などがこもごもに表現されている。1813年から1815年にかけてドイツ解放戦争の呼びかけに応じて義勇軍に入団。1816年になってやっと平常の生活をとりもどし,ブレスラウでプロイセン国家の官吏となり,めざましい業績をあげ,ついにはベルリン中央官庁に抜てきされ,晩年はまったく平穏な生活を送った。彼はまたカトリック的思想に立脚しつつ,ドイツ精神史・文学史を執筆したが,『ドイツ近代ロマン主義の韻文の倫理的宗教的意義について』(1847)はこの領域における彼の最も重要な著作となった。『予感と現在』(1865)はゲーテの『ヴィルヘルム=マイスター』に対置されるロマン派の教養小説の代表として知られ,また同じくロマン派的人生観を諷刺的に示した『のらくら者の日記』(1826)は,日本でも広く愛読された。

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