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深い湖の底からゆらめき浮き上がってきた彼の姿、自分に恋するごとくに水面のその姿を見つめ続けるナルシス―――実にいつからかわからないほど遠い昔から、水は人間を魅了してきました。また、体内の主成分である水には癒す力があるということにも、人々は早くから気がついていたのです。
18世紀、ヨハン・ハーン医学博士は、「新鮮な水の力と効果(Kraft
und Wirkung des frischen Wassers)」という本を著して、人間の健康と水の関係を論じていました。その後1849年、
セバスティアン・クナイプ司祭
(1821-1897 )は、後に彼の名前を取って名づけられることになった治療法へのインスピレーションを授かったのです。 彼によりあみだされた療法の中心は、クナイプ(冷泉浴)によって全身的に人間の健康が強められるというものでした。クナイプに、薬草などを使った植物療法、運動療法、食餌療法、秩序療法を柱にして組み合わせていきます。
このクナイプ療法は、当然のことながらどんどん広まり、今でも興味をもつ人々が増えています。冷たい水なんて・・・と及び腰のあなた、こんなに愛好者が多いのですから、もう試してみられたらいかがでしょうか? 冷泉の傍らには、暖かい水の入った湯船、その他の湯船も用意されており、交互に入ると効果も高まるのです。どうぞ最新の科学によって効能が証明された、全身療法としてのクナイプ休暇をお試しください。.
また健康、健康というだけではなく、設備の豪華さもお楽しみいただけます。クナイプの教えによると、日々新しく、ということですから、いつもとは違う新鮮さも大事なのです。クナイプ司祭は、この療法の確かさを広めながら過ごしましたが、特に自分自身がこのクナイプ療法によって、肺結核罹患後すばらしいことに、約50年を生き抜くことがゆるされたのでした。
ドイツのクナイプ保養地.
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